海老チリとパラパラ炒飯で、“本格” 中華な食卓を

店頭に所狭しと並ぶのは、種類豊富なお弁当とパック詰めの中華総菜。奥のショーケースでは女性に人気の黒酢スブタや、ビールのおともに外せない鶏唐揚げなど、7～8品の量り売りの惣菜たちが大きな皿に収まって、私たちを惑わせます。
オープン当初に比べれば、「かなり絞った」（迎店長）そうですが、品数の多さはこの店の大きな特徴。ちょっとずついろいろ欲しくなってしまいます。だからこそ、看板メニューは人気者ばかりを詰め合わせた「海老チリソース炒飯弁当」。艶やかな海老がゴロゴロ入る一番人気の海老チリソースと大盛の炒飯がW主演し、王道の麻婆豆腐と肉団子が確かな美味しさできっちり脇を固めます。
ソースを絡めてプリプリの海老を頬張ると、広がる甘味と酸味と穏やかな辛味。その奥で顔をのぞかせる濃厚な風味は隠し味、海老みその仕業です。
炒飯はといえば、中華鍋に最初に投入した玉子も、細かくカットして加えた人参や鶏肉も、ご飯と馴染んでパラパラに。やさしい塩味でどんなおかずも懐深く受け止めます。

思いがけず広い店奥の厨房で中華ならではの強火力のコンロ2台を駆使し、本場の料理人が一から手づくり。いずれもレストランクオリティ―の品々をさらに一つ二つプラスして、家飲みのひと時を充実させるのもおすすめです♪