イベントレポート vol.14

2016/7/6UP

盲導犬訓練センター見学会 6月11日(土)

盲導犬・盲導犬ユーザーへの理解を深めよう!

盲導犬・盲導犬ユーザーへの理解を深めよう!

2016年4月1日から施行された「障害者差別解消法」という法律をみなさんご存じですか?
障害のある人もない人も、互いにその人らしさを認め合いながら、共に生きる社会を作ることをめざしている法律です。
しかし、施行されて数カ月たったいまでも、施設利用や入店を断られるという残念な事例が後を絶ちません。

今回は、目の見えない人、見えにくい人が安全に外出できるようお手伝いをしている盲導犬の訓練所、神奈川県横浜市にある「神奈川訓練センター」へ抽選で選ばれた35名の方と行ってまいりました。
柏から高速を使って約2時間。途中、スカイツリーや東京都心を通り過ぎ、都筑インターを降りてすぐの場所に神奈川訓練センターはあります。

ここ神奈川訓練センターは、日本で唯一の盲導犬訓練士学校を併設した、日本最大級の盲導犬育成施設です。

到着後、施設スタッフの山本さんはじめ、ボランティアスタッフの方、盲導犬ユーザーの碇谷さんと盲導犬として活躍中のラブラドール・レトリバーの9歳の女の子、そして盲導犬PR犬(以下PR犬)のゴールデン・レトリバーの3歳の女の子がお出迎えです。

盲導犬って知ってる?

ユーザーが安全に歩けるように…。盲導犬はパートナーを守ります!

ユーザーが安全に歩けるように…。盲導犬はパートナーを守ります!

盲導犬は基本3つの動きを組み合わせて目的地まで向かいます。
今回はこの基本のお仕事を、PR犬にデモンストレーションしてもらいました。
このPR犬。リードだけのときにはスタッフの方に甘えていましたが、いざハーネスを装着すると、シャッキっとお仕事モードに!

1つ目の「障害物を教える」
進行方向に自転車などの障害物があった場合、自分の体をユーザーの前に出して、進めないように教えてくれます。デモンストレーションの際には、ポールがあることをしっかり教えてくれましたよ。

2つ目の「段差を教える」
ユーザが階段を昇り降りする前に、前足を乗せてユーザーに「階段があるよ」と教えてくれます。指示があるまで前に進もうとせず、キリッとユーザーを守る姿が頼もしかったです。

3つ目の「コーナーを教える」
左側に曲がれる道があるときには、少し左を向いて止まって、コーナー左ということを教えてくれます。

ユーザーの碇谷さんは「白杖を使って歩いているときには障害物に当たりそうで恐る恐る歩いていて、周りには何があるんだろうと少し怖かったのですが、盲導犬とともに歩んだら安心して歩くことができました」と語っていただきました。
ユーザーの方は、目的地までの道順を事前に確認し、盲導犬へ指示をだします。ただし、初めての場所に行くときはさすがのユーザーの方も、記憶力の限界があります。
「不明な点があれば積極的に周囲の方に聞くようにしている」と碇谷さんは答えてくれましたが、周囲から見て困ってそうだな、と思ったら「何かお手伝いしましょうか?」と声をかけていただけると嬉しいとのことでした。

見えないで歩くってどんなこと?実際に歩行体験をしてみよう♪

見えないで歩くってどんなこと?実際に歩行体験をしてみよう♪

ここで4チームに分かれて、盲導犬体験歩行と白杖体験を行いました。

まずは盲導犬体験歩行です。アイマスクを着けて、ハーネスを左に持ちPR犬と歩きます。
視界が閉ざされ及び腰になっていましたが、ランダムに置かれたポールをゆっくり、かつ正確に避けて歩いてくれます。なんでしょう、この暗闇のなかにある安心感!!ほっとしたところで、ハーネスがくいっと左に入りました。そうです、ここがコーナーで曲がり角があることを教えてくれたのです。
ここで体験歩行は終了。アイマスクをとってPR犬に感謝の「Good~!!」と伝えました。(指示はすべて英語で行っています。)

次に白杖体験です。白杖とは、視覚障害者の方が歩行の際に使用する白い杖のことです。
同じくアイマスクをして、障害物がないか行く方向の先を確認しながら歩行します。自分ではまっすぐ歩いているつもりでも、だんだんと斜め方向へ歩いていたようです。わずかな時間でも方向感覚もなくなり、何かにぶつかりそうで不安でした。

今回が2度目の参加という、女性の方に歩行体験の感想をいただきました。
「アイマスクをした途端に暗闇で怖かったです。これは何度やっても不安になります!盲導犬が誘導してくれて助かりました」
実際に体験してみると、障害者の方の苦労や盲導犬のありがたさがわかりますね。

歩行体験後は、施設内を見学しました。
パピーウォーカーから戻ってきた、訓練犬が生活する犬舎や、パートナーが決まったら1カ月間、盲導犬と共同生活をする部屋などを見学しました。

本日の案内をしていただいた、日本盲導犬協会の山本さんにお話しをお聞きしました。

本日の案内をしていただいた、盲導犬協会の山本さんにお話しをお聞きしました。

いま全国で966頭の盲導犬が活躍していますが、一方で盲導犬を希望している方は3,000名以上。圧倒的に足りていない状況です。ちなみに盲導犬候補として訓練しても、盲導犬として向いていると判断される犬はそのなかでもわずか一握りの3~4割程度。この施設でも10頭中3~4頭の割合でしかいません。
盲導犬にはならずに、今回大活躍だったPR犬や繁殖犬のように活躍している子たちもいます。

協会の運営は補助金だけでは賄いきれず、ボランティアさんや賛助会員(1口3,000円)や募金活動など、みなさんのご協力を求めています。まずは、盲導犬や視覚障害をお持ちの方への理解を深めていただき、助け合いながら生活できる世の中になるといいですね。
施設見学の後、参加者のみなさんは施設内を見学したり、その場で賛助会員になられたり、と思い思いに過ごされていました。
楽しかった本日の施設見学会はこちらで終了です。
お別れのとき、山本さんや碇谷さん、ボランティアスタッフの方や盲導犬、PR犬…とお世話になった方々&犬たちに見送られ、柏へと帰路につきました。

まとめ

数時間の滞在時間でしたが、盲導犬の存在意義やありがたさを勉強しました。
ちなみにハーネスを着けている間は「お仕事中」です。
1)声をかけたり、気をひくしぐさをしない。 2)さわらない。 3)物をあげない。 4)目があったらそらしてほしい。
以上、4つのことを守ってください。

まとめ

盲導犬はけっして仕事をさせられているのではなく、人間が大好きでお仕事をしています。ユーザーと盲導犬との絆は深く、ユーザーの碇谷さんは
「この子と出会って、行動範囲が広がり、飛行機や新幹線を使って楽しく旅行できるようになりました。ただ一方でいまだ入店を断られたりすることもあります。おひとりでも正しい理解をしていただけたら嬉しいです」
と、語っていただきました。
困っていたら声をかけて手助けする。相手の気持ちに寄り添うことで、世の中全体が優しい気持ちになれるのかもしれませんね。
柏高島屋ステーションモールでは、年に2回程度PR犬がデモンストレーションを行う「盲導犬ふれあい広場」を開催しています。また、S館 専門店3階正面入口では、ラブラドールの募金箱を常時設置し、(公財)日本盲導犬協会へ寄付され、盲導犬育成などに役立てられてます。みなさまのご協力やご来場をお待ちしております。

※神奈川訓練センターは通常見学はできません。同協会の「富士ハーネス」では定休日以外見学会を実施しています。

※こちらのレポートは2016年6月時点の情報です。内容等変更となる可能性がございます。ご了承ください。

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2017/10/22 21:00

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